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朴壽南が描く朝鮮人たちの戦争の記憶Korean's War Memories Depicted by Park Soo-nam

Other Titles
Korean's War Memories Depicted by Park Soo-nam
Authors
박동호
Issue Date
Dec-2024
Publisher
동국대학교 일본학연구소
Keywords
Park Soo-nam; Documentary film techniques; Korean a-Bomb Victims; Korean Civilians in military; Japanese military comfort women; 朴壽南、ドキュメンタリー映画技法、朝鮮人被爆者、朝鮮人軍夫、日本軍慰安婦
Citation
日本學(일본학), v.64, pp 181 - 206
Pages
26
Indexed
KCI
Journal Title
日本學(일본학)
Volume
64
Start Page
181
End Page
206
URI
https://scholarworks.gnu.ac.kr/handle/sw.gnu/75485
DOI
10.21442/djs.2024.64.08
ISSN
1598-1134
2713-7309
Abstract
本稿は、日本の戦争責任問題に穿鑿してきた在日朝鮮人の映画監督・朴壽南のドキュメンタリー映画4本(「もうひとつのヒロシマ―アリランのうた」(1986)、「アリランのうたーオキナワからの証言」(1991)、「ぬちがふぅ(命課報)―玉砕場からの証言」(2012)、「沈黙―立ち上がる慰安婦」(2017))に用いられている独特な映像表現を分析したものである。これまで、かつての植民地朝鮮と在日朝鮮人にまつわる問題を描く日本のドキュメンタリーを対象とする研究が少なからず行われてきた。しかしその多くは、時代や社会状況と共に移り変わる表象を考察したり、製作主体による表象の違いと観客の受容様相を比較している。また、在日朝鮮人の映画研究においてもエスニック・マイノリティーとしての「在日朝鮮人像」の考察が中心となっており、映画のテーマに対する作り手の思考と美学などが反映されている映像表現の分析は十分に行われていない。従って、本稿では朴壽南のドキュメンタリー映画4本に用いられている映像表現に注目し、どのような表現を工夫し朝鮮人たちの戦争の記憶を映し出しているのかを考察した。その結果、証言に対する歴史的根拠、そして歴史の裏側を考えさせるファウンド・フッテージの活用をはじめ、目のエクストリームクローズアップによる被害者の痛みの描出、カメラ構図の使い分けによる没入の誘導、そしてナレーションやインタビュアー、ボイスオーバーといった言語的表現による作り手の介入を通して、朝鮮人たちの戦争の記憶を記録・伝達していることを明らかにした。このような作業を通して、朴壽南の作品に対する解釈の可能性を広げるとともに、今後の在日朝鮮人の映画研究にもう一つの方向性を提示することを試みた。
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